多摩川の生態系保持空間

多摩川河川敷 コッペクラフトワークのバックヤード

多摩川の生態系保持空間

多摩川が家の近くにあるのでよく散歩にいきます。
いろいろな種類の草木を見るのが楽しみで、多摩川の存在には
感謝しています。
昨日足をのばして上流に行ってみよう!
ということで、八王子市にある
滝ヶ原運動場という河川敷にある場所が
駐車場があったので(Googleで調べましたが)
出かけてみました。

この運動場は
野球場が14面(ソフトボール球技ふ含め)、テニスコート8面、サッカー場1面が
あり充実しています。駐車場も三ヶ所ありました。

河原に行くのが目的なので、一番河原に近い駐車場に車を止めて、
歩いて行くと、普段多摩川には見慣れない看板が目の前に立ち塞がりました。

多摩川の生態系保持空間について

何かとても重々しい感じの看板ですが、よく読むと納得です。

この「生態系保持空間」とは国土交通省傘下の河川管理部門が昭和55年に多摩川河川敷を利用目的に応じて8つの空間(エリア)にわけ、
その一つとして多摩川の残り少なくなった自然を残す目的で設定したエリアで、環境保持の観点から基本的に人間の手が入らないようになっている。
いわば都市流域を流れる多摩川に残された貴重な自然環境だ。

 風に吹かれてー感じたことブログ参照 marifami.exblog.jp

この看板から河原には入ってはいけないのかと思いましたが、
よく読むとマナーを守りましょう! とのことなので、
先に進んでみました。

このブログの冒頭写真が多摩川の水辺の写真です。
2人ほど人は見かけましたが、下流の川崎地域と違い
人影はほとんどなかったです。
ただ去年の台風の影響でしょうか、河川は荒れていて
倒れた樹木の根が道をふさいでいて殺伐とした感じでした。

多摩川に出かける目的は、植物の採取もあるのですが
今回はさすがに散歩にトドメて生態系の保持状態は?
とのことでしたが、確かに人はいなかったのですが、
家に帰って「生態系保持空間」を調べているうちに
検索で探しあてた上述のブログを読んで、え?と思うことがありました。

生態系保持空間とは言え、この場所に八王子市が
トラックを入れて伐採工事をしたということのようです。

川の流れが昭島市側に固定され川底の洗掘が進んでいるため、護岸や堤防の安定性が崩れかけている。
八王子市側の河川敷は外来種等の樹木群が広がり、生態系保持空間を設定した当時と違い環境が大きく変化しているので
堤防や護岸の安全性確保と多摩川本来の河川環境再生に向けて、工事や護岸工事、多摩川らしい環境を再生する工事を
一体的に行うことといたしました。
ということです。
詳しくは 風に吹かれてさんのブログを読んでください。

気候変動による河川の氾濫による多摩川の環境問題が
生態系保持空間の自然維持に影響を及ぼしていることを
知らされた一日でした。

たまには花やショップ以外の話も・・

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