花市場でよくみる【花き】という漢字
花市場に行くと気にはなっていました【花き】という文字。
最初はなんだか分からなくて、その看板がある方に進むと
花の仲卸が店を連ねているので、単にその花屋や卸業者全般の意味なんだろう!
ぐらいにしか思っていませんでした。
でも分からなくてずっともやっとしていました。
【花き】は正式には【花卉】
花卉は【卉】が常用漢字にないために
ほとんどの人が読めません。
そのために花きと市場では表示されています。
花卉は、いまだによく分からないのですが、
どうやら【花の咲く草】という意味になります。
余計に分からなくなります。
農林水産庁の花を扱う部署は
「花き産業振興室」
花を作っている全国農家の組織は
「日本花き生産協会」
なんと【花き】とは正式な言葉なんです。
花卉園芸学という教科書には
【卉】きすべて草のという意味。
したがって【花】と【卉】で私たちが認識している
草花の公式な総称になります。
農業高校の教科書は【花き】は【草花】と
表記されています。
切り花、葉もの、枝もの、鉢もの、花壇苗、植木類から芝生までの
幅広い植物のことを花卉として使っているのです。
それで市場では花卉もしくは花きという言葉を
表記しているわけです。
私たちはほとんど使いませんが。