山帰来【サンキライ】を採集に、ドライフラワーには重要なアイテム!

サンキライの収穫 コッペクラフトワークのバックヤード

当店ではサンキライは年末になるといろいろな商品に使われます。もちろんあの真っ赤な実が可愛くて、クリスマスリースやお正月のしめ飾りに多用しています。赤い色が褪せることがないのでドライになっても見た目が変わらず重宝する花材です。
花市場では長いダンボールに中国産のサンキライが並びます。値段はそこそこ特に負担になる訳ではありませんが、採集コレクターとしては、かねがねどこかに自生するサンキライはないものかと心に留めておりましたが、今年の秋に出かけた場所で自生するサンキライがあるとの情報をキャッチしました。で、今回はサンキライの採集を記事にします。

山帰来の読み方

サンキライは漢字で「山帰来」と書きます。最初はなんて読むのかと思っていましたが、最近ではサンキライとカタカナ読みがようやく私の頭の中で定着しました。
「来夢来人」という当て字のスナックってのがよく地方に行くとありますが、未だに山帰来はこのイメージの違和感があります。とにかく耳に届く感覚は微妙であることには変わりありません。

山帰来【サンキライ】と漢方の関係

というわけでサンキライは俗名で正式にはサルトリイバラと言います。イバラ科に分類されるだけあってツルにある硬い棘がどうやらあの機敏なサルにも嫌がられるそうで、その名前がついたらしいですね。根に解熱や解毒作用があり、現在も生薬として使用されています。山に入った病人が口にしたところ、元気に回復して戻ったことからサンキライ【山帰来】の名前がついたという、もっともらしい話があります。

また江戸時代からサルトリイバラ科のドブクリョウ(土茯苓)は生薬として中国から日本に大量に輸入されていたという記録があるそうです。

塊茎は山帰来(サンキライ)という生薬で日本薬局方に収録されている。吹出物、肌あれなどに効果がある(但し、同属植物のサルトリイバラ(S. china)を山帰来とすることもある)。ーーーーー古くは梅毒の治療薬(梅毒の治療に水銀が用いられていたが、水銀中毒を防ぐために合わせて服用された)として知られ、梅毒が大きな問題となっていた江戸時代の日本では、国産が不可能なこともあり毎年のように大量に輸入され、安永6年(1777年)には56万斤もの輸入があった身近なところでは便秘薬で有名な毒掃丸シリーズ(ドクソウガンE、複方毒掃丸、新ドクソウガンG)に便秘に伴う吹出物、肌あれなどの改善目的で配合されている。(ウキペディア)

サンキライは中国、台湾、朝鮮半島、日本に自生し、特に海の近くでよく見られます。

山帰来【サンキライ】の季節と採集について

先ほども言いましたが、以前海沿いの山の公園に行ったときに周辺を管理するおじさんに、この山にはサンキライが自生しているよ! という話をたまたま聞きました。
それをずっと憶えていてサンキライの実が赤く色づく頃に再び、出かけてみました。
そのときの動画はyoutubeにアップしています。

ガッツリ採っていますね。
一応、地元の方に前回許可をいただいたので堂々と採集しています。他の樹木に危害をあたえないように慎重になりました。

申し訳ありません。場所などは隠させていただきますが、海の近くにある山の公園です。

サンキライを探すときの目印は円形の葉っぱ。
この葉っぱは丸く表面がツルツルしているのでカシワの木が自生していない地方では柏餅の葉としてサンキライを代用しています。
福岡では「ガメの葉」と呼ぶらしく、殺菌効果があるため、日本では和菓子を包むために使われていました。

繁殖するサンキライ

その丸い葉っぱを追い求め山に入ると、サンキライの葉が低木に絡みついています。
私たちが山に入った11月ごろには鮮やかな赤い実が転々としているのですぐに分かります。
場所によっては茂みの奥に入って採らなければならないので服装は汚れてもよいジャンバーみたいな軽装がよいですね。
ツルがどの辺から始まって絡みついているからを確認してクラフト用のハサミで切り、実が落ちないように丁寧に引きずりだすのがコツです。

最初はなかなか見つけ出せませんが、目が慣れてくるとだんだんとサンキライが見えてきます。

サンキライの収穫

1時間もするとかなりの量が採れます。他にもバラの実やウメイロモドキが採れました。

サンキライの葉を切り落とす

その場で余分な葉をツルからハサミで切り落として完了です。

山帰来【サンキライ】花言葉

【不屈の精神】【屈強】【元気】
どれも前向きな言葉ばかりですね。サンキライが持つ特性から男性的な意味合いが強いようです。この記事では実がメインですが、サンキライの花は後日写真に収めます。ただし、サンキライの花はあまり見たことないですね。勉強不足です。

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