生田緑地に行ってメタセコイアの林を見てきました

生田緑地のメタセコイア林 コッペクラフトワークのバックヤード

生田緑地は川崎市北部にある最大規模の緑地で市民から深く愛されている公園です。施設も充実していて、日本民家園、岡本太郎美術館、かわさき宙(そら)と緑の科学館、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムなど近年はハコモノが充実してきて、親子ずれにも憩いの場になっています。休日は小さなお子さんを連れた家族で大変賑わっています。緑地内はクヌギ・コナラが繁殖する雑木林や、谷戸部の湿地、湧水等が開発前の姿がそのまま残されていて貴重な自然資源にもなっています。

都市における緑が失われる中で、生田緑地の自然環境保全の重要性が高まっていることやこれまでの生田緑地に関する構想等を踏まえ、生田緑地にかかわるさまざまな主体が共通の想いを持って活動や取組を進めることができるよう、誰もが共有できる生田緑地のめざす・・・

川崎市のホームページにあるように川崎市ではこの生田緑地の貴重な自然を未来の財産と構想し、私たちが維持していくことになっています。
当店はネットショップなので店自体はネットの中にありますが、会社はこの生田緑地の近くにあります。
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4月に書いた記事で森に草花を採取する場所はこの生田緑地沿いに連なる東生田緑地という場所です。

生田緑地内の設備

生田緑地内にはたくさんの施設や観光スポットがあります。
川崎市立日本民家園
昭和42年に開園した民家園は東日本の代表的な古民家を移築して現在25件を見ることができます。全ての建物が国、県、市の文化財指定を受けています。本館には2つの展示室があり日本民家の勉強ができます。園内の民家をめぐる前にこちらで事前に勉強ができます。藍染体験や民家の囲炉裏の火を入れての床上公開、園内ガイド、民具製作 実演、昔話などさまざまな催物も行っています。

岡本太郎美術館
昭和の時代を突っ走った岡本太郎の美術館。1999年に開館。昭和の当時テレビコマーシャルで突然「芸術は爆発だ!」とカメラに向かって話す岡本太郎は一気に人気者となったのを憶えています。

プラネタリウム
川崎市出身のプラネタリウムクリエイター大平貴之さんにが新しく開発した MEGASTAR-Ⅲ FUSIONは有名な世界最高クラスのプラネタリウム。

小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、大学時代に、アマチュアでは例のないレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。就職後も製作を続け、1998年にこれまでの100倍以上にあたる150万個の星を映し出す「MEGASTAR(メガスター)」をIPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で発表し、話題になりました

こちらも一時期大変話題になったのを憶えています。川崎の少年がこの地にあったプラネタリウムに影響を受けて自作のプラネタリウムから作りあ初めて最終的にはまったく新しい技法でプラネタリウムを作り世界累計約50万台を超えるヒットになりました。宙と緑の科学館にあるプラネタリウムはこれまでのMEGASTARの星空の美しさに加えて、星空のリアルさ、自然さを追求。精密な星の明るさの差や、色をより忠実に再現しています。

藤子・F・不二雄ミュージアム
言わずと知れた藤子・F・不二雄ミュージアムはドラえもんのミュージアムです。2016年9月にオープンしました。藤子・F・不二雄氏が35年に亘って川崎市に住んでいたことから、妻でいらっしゃる藤本正子、株式会社藤子・F・不二雄プロと川崎市の三者により設置されました。こちらは生田緑地から少し離れた場所にあります。

メタセコイアの林

紅葉するメタセコイア
生田緑地正面のビジターセンターから4、5分歩いて岡本太郎美術館の手前に、急に景色が変わる場所があります。天に向かって一直線に伸びる針葉樹の林、それがメタセコイアです。成長すると高さが25〜30mにもなり、秋には茶褐色に紅葉してその葉は落葉します。
林の中の風景にはどこか海外の森にいるような錯覚に陥りますが、その濃密な空間に魅了され、ここに来るといつも近くのベンチに腰をおろして風を頬で受け、時間を楽しみます。
ドライフラワーのリースやアレンジを作るのに球果と呼ばれる実をここで拾ったものです。メタセコイアの実は表情が面白く、深い溝を見ていると自然の造形美には驚かずにはいられません。

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