ルピナスの花が好きになったのは【あること】からです

ルピナスの花 コッペクラフトワークのバックヤード

ルピナスの花について

ルピナスの花は4月下旬から6月に咲く花です。
花といっても特殊?な形状で、トウモロコシみたいです。
見慣れないので、じっと見入っていると少し気味が悪い花です。

ルピナスはマメ科でハウチワマメ(ルピナス)属です。
品種は200種類以上あり、一年草から多年草まであります。
地面からニョキっと上に伸び、高さは60cmから70cmぐらいに成長します。

原産地は南北アメリカ、南アフリカ、地中海沿岸で、
日本では藤の花を逆さにしたような形に
【昇り藤】の名前がついています。

アメリカやヨーロッパでは栽培の歴史が古く
日本では明治時代に肥料として伝わりました。
その後は観賞用として流通しています。

ルピナスという名前はラテン語でオオカミを意味するルプス (lupus) という言葉に由来します。
フランス語では『アルセーヌ・ルパン』シリーズの主人公ルパンと読みも綴りも同一になるので、
原作小説の【虎の牙】の最後ではルパンが自分の姓になぞらえ、隠居した家の庭にルピナスを多数植えている描写があります。

ミスルピナスの絵本

ルピナスさん 絵本

私がルピナスを知る(認識)きっかけになったのは
【ルピナスさん】という一冊の絵本からです。
もう20年ほど前に箱根のリゾートホテルに宿泊した際に
ライブラリーで時間潰しに手にとったのがこの絵本です。
貸し出しが自由なこともあって、自宅に持って帰り
しばらくは本の中の絵に惹かれていましたが、
半年後に返却したまま、しばらくはこの本のことは忘れていました。

しかしルピナスの名前はずっと頭に残っていて、
知らず知らずのうちにルピナスの花が好きになっていました。

この絵本は最近になって購入しました。
日本語翻訳版が調べてもなかったので、仕方なく英語版を購入しました。

本の内容はまたブログに書きたいと思います。
思い出に残る本であるのは間違いありませんよ。

ルピナスの育て方

冒頭の写真は横浜市旭区にある里山ガーデンフェスタに行った時のもの。
市内最大級10,000㎡の大花壇に植えられたルピナスです。
このような広い花壇で鮮やかに咲き誇る花々を管理するのは、さぞ大変な苦労であり
頭が下がる思いです。

ルピナスは日当たりがよく、風通しのよい場所でよく育ちます。日陰はなるべく避けましょう。
また前年にマメ科の植物を植えていた場所はなどはルピナスは好みません。土壌も酸性の強い場合は育ちにくいです。
どうしても植える場合は苦土石灰などで改良をすることをおすすめします。
水はけ、水もちが良い場所がもっとも発育が良い場所になります。

ルピナスは寒さに強く、凍結させないように管理します。
また暑さには弱く、25℃以上は禁物です。発育が止まってしまいます。

ルピナスの種類

ラッセルルピナス

夏に休眠する耐寒性の宿根草です。暑さに弱く暖かな土地では一年草として扱われるようです。
アメリカ産で草丈は150cm以上になります。花の色は紫、藤色、樺色、紅、白。

カサバルピナス

葉が大きく、歯の先が下を向いていて傘のように見えることから【傘葉ルピナス】と呼ばれます。
南仏原産で寒さには弱く、花は大きいのですが花にばらつきがあります。

キバナルピナス

和名は【きばなのはうちわまめ】。ヨーロッパ南部原産で鮮やかで黄色い花を咲かせることから
この名前がついています。

ルピナスの花言葉

「想像力」「いつも幸せ」「貪欲」「あなたは私の安らぎ」が全般的な花言葉になります。
ラテン語で狼という意味のlupus(ループス)ルピナスが語源となっています。
ルピナスの花は、草丈も大きいので、土壌から肥料を大量に吸い上げる性質があります。
したがって「貪欲」という花言葉がついたと言われています。
ルピナスは食用でもあることから、この花を食べることで明るく想像力が豊かになると言われて
「いつも幸せ」「あなたは私の安らぎ」が花言葉になりました。

ルピナスの名前

ルピナスの名前は花の名前以外にどのように使用されているか調べてみました。
植物に関連しているものとしては宮崎県にあるフラワーパークにルピナスの名前がついています。
農業と自然をテーマにした【宮崎県農業科学公園ルピナスパーク】です。

調べていて不思議に思ったのが【ルピナスロボ】
ハイテクのマッサージチェアの名前です。このマッサージチェアーの
デザインがルピナスの花柄に似てなくはないのですが、なぜこのネーミングかはわかりません。

タイトルとURLをコピーしました