パロサントの効果はほんとうにヒーリング・浄化に効く? 脳のメカニズムから考える!

パロサントの匂いの効果 パロサント

パロサントの効果はほんとうにヒーリング・浄化に効く? 脳のメカニズムから考える!

癒しの香木パロサントの記事を過去に書きました。

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おかげさまでたくさんの方がページに訪れていただいています。
たいへんありがとうございます。

今日は続編ブログとしてパロサントの匂いの効果について書いてみました。

パロサントは「聖なる樹」と呼ばれ、用途はヒーリングや浄化のために使われています。しかしながら私はスピリチュアルなことにはまったく興味がないのです。部屋の邪気を追い払う、とかいわれてもうーんと考えてしまいます。前回の記事にはちゃっかりと浄化の効果があります。と書いてしまっています。ところが色々パロサント関連の記事を読んでいるうちに、自分で納得できる記事を見つけました。

結論から言ってしまえば、脳科学の観点から読み取るとパロサントがなぜヒーリングや浄化に効くのが理解できます。

匂いが脳や気分におよぼすメカニズム

脳のイメージ写真

調べていくうちにおもしろいブログがあるのです。それは脳科学に関するブログ記事です。
嗅覚や知覚、聴覚が私たちの脳を通じてどのように処理されているかという類のブログです。

五感覚を処理する脳の部分

人間には五感があります。視覚や聴覚、嗅覚などの情報を取り入れて私たちは生活しています。
この五感が脳に伝わるにはそれぞれの情報の量に差があります。

五つの知覚の割合は、視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚は1%といわれています。

人間が受ける情報のうち8割が視覚です。テレビやスマートフォンなど目から入る刺激の強い情報はもちろん視覚を通じて脳に入ってきます。
視覚からの情報を受けると脳の中の大脳新皮質という部分が働き始めるわけです。この大脳新皮質は高度な機能を持っていて、何かを覚えたり、考えたり、人と話をするときなどに働く大切な部分です。ただしこの部分が働きすぎると、気分が悪くなったり、ストレスを感じて精神的疲労が重なってしまいます。

嗅覚を処理する脳の部分は視覚と違う!

ところで嗅覚の情報は視覚の情報と違って、大脳新皮質を経由しないで、本能的な行動や感情、直感に関わる大脳辺縁系に直接届きます。香りはまず脳が何の香りかを判断する前に人間の感情を動かすわけです。さらにの視床下部に伝わり、人間の根源的な活動をコントロールする免疫系・自律神経系・ホルモン系・に影響を与えるため、心身のバランスを整えることもできるのです。

ですから匂いというものは、その匂いの種類にもよりますが、一瞬にして脳を活性化させ、気持ちの転換をはかってくれるわけです。パロサントに直接ライターで火を点けた瞬間、強いスパイシーな香りが鼻をつきます。その瞬間パロサントはまさに人間の情感に忍びこんで、視覚からの情報に溺れている私たちの脳を解放してくれるという訳なんです。

話は逸れてしまいますが、日本でも樹木の香りが精神的にも良い影響を与えるものがありますね。
現在では花粉症の元凶になっているスギなどは、軽やかな森林の香りがして、リラックスやリフレッシュ、疲労回復のなどに有効と言われています。ヒノキ風呂で有名なヒノキは、免疫力を高める香り成分「a-ピネン」が含まれていて。疲労回復、安眠、リラックスの他、行動を前向きにする効果があるといわれています。

シャーマンたちの目の付け所

話を戻しますが、インカ帝国のシャーマンたちが儀式においてパロサントを使っていたのはまったく根拠がない出鱈目というわけではないのですね。

パロサントの成分

香木の成分がわからなかったので、パロサントの精油【エッセンシャルオイル】の成分を調べてみました。

リモネン:柑橘類の香りの成分は、交感神経を刺激させ、新陳代謝が活発になります。このため眠気を覚まし、頭をすっきりさせる効果が期待されています。 血行を促進する効果もあり交感神経を刺激して血行を促したり、体内の代謝や消化活動を活発にします。

α-フェランドレン:ユーカリ精油に含まれる成分で有名です。すでにフェランドレンに馴染みがある人もいるかもしれません。こちらはがん細胞や菌類、炎症への効果について研究が進んでいます。

サビネン:サビネンは、肌の老化を早める原因の”酸化”に対抗する物質として期待されています。

メントフラン:ミントやハッカです。気分が冴えないときにリフレッシュな作用を与えてくれます。

効能や成分の話になると途端に難しくなってしまいますのでやめますが、パロサントには化学的な物質が含まれており、それらが私たちに良い効果を与えているのは間違いがないことです。

先にも触れましたが、インカ帝国のシャーマンたちがパロサントの香りを「魔を追い払い、場を清め、聖なるものを招き入れる力」としたことはこうしてみると理にかなっているのです。驚きます。

パロサントがスピリチュアルにあたえる効果はストレス解消?!

私はスピリチュアルに関することは良くわかりませんが、
スピリチュアル的な悪魔や邪気、悪いエネルギーというものは、ストレスや疲労からくる身体のマイナスの状態のことと重なります。パロサントの匂いは嗅覚から脳に忍びこみ私たちが感じるストレスを解放することと一致します。ストレス=悪魔を追い払うのと等しいのです。「良い気」「幸運の神様」や「聖なるもの」は全て私たちの脳がクリアーになりストレスがない状態を示すのでしょう。

気分が悪いときやストレスを解放したいときにパロサントを焚き、気分の落ち着きや発奮を促してくれるという効果は、まさに私がパロサントを使っていくうちに感じていたことです。インカ帝国のシャーマンたちは脳の仕組みがわからなくても、体得していたのはとてもドラマチックなことではないでしょうか。

 

 

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