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フラワーショップ経営の基礎知識

フラワーショップのイメージ写真

経営に関する本で、フラワーショップの成功法則が書かれていた。
あくまでもリアルショップの経営なので、ネットで販売している当社の場合はどうかと思いつつ手に取ってみた。
おまけにフラワーショップといえば生花販売になるのですが、ドライフラワーをあつかう弊社の場合はどうでしょうか?

10の成功法則のなかで最初の法則は「三つのウリ」について

本には10の成功法則が書かれてあり各章にわかれています。

「ウリが明確な生花店は繁盛する」とは

あなたのショップの「ウリ」はなんですか?
とたずねると、7割近くは、

  • 花の質がよい!
  • 接客が他の店よりもよく、常連客が多い。

と答えるショップが多いという。
この答えではダメだそうです。
フラワーショップで商売をする上で、この回答はもっとも普通、全ての花屋にあてはまるということです。

ではなんでしょう?
それは、お客さまが店に入った瞬間に「この店のウリはこれなんだ!」
と感じさせるものが「ウリ」になるといいます。

お客さまに支持される3つの「ウリ」

これはネットショップにもいえることです。
お客さまが最初に訪れる場所それが「ホームページ」になるわけです。
全体のデザインと商品構成(商品写真)、
ここでまずお客さまに気づいてもらわなければいけないこと、それにあたります。

  1. 地域のどの店より量を多くする
  2. コンセプトを中心に商品を展開する
  3. 商品特化の専門店にする

これは差別化のことですね。
当店もネットショップを継続して12年、10年で80%のショップが退店するといわれる中で、なんとか残ってこれたのはこの差別化です。
現在もそのコンセプトを掲げていますが、それは「リース専門店」であることです。
当時モールのコンサルタントと相談して「リース」を中心に売っていこうと決めました。
その結果として商売としてこの間、維持できました。
いまだにGoogleで「リース専門店」と検索すると、当店のサイトが1ページの一番目に登場します。

コンセプトが大事です

3つの「ウリ」の2番目、コンセプトについてです。私はこのコンセプトが一番むずかしいと思います。
リース専門店だけではコンセプトに足り得ないのが意見です。
当時はリースを販売するお店はなかったのですが、
最近はリースを売るお店が大変増えてきました。リース専門店というコンセプトでは戦えなくなってきました。
競合店が増えてくるとコンセプトの威力が薄まってくるのです。
市場原理からいって当たり前のことですが、これが商売の面白いところです。
お客さまの好みは常に時代とともに変化してきます。
環境だって変わるわけですから同じスタンスでは継続できないわけです。

儲けるだけでフラワーショプは良いのでしょうか?

ショップ内の写真

フラワーショップが利益を出して儲けるのは別に悪いことではありません。
しかし、それだけでよいのでしょうか?
よく言われる社会貢献ということですが、花を売ってお金をもらう、
それだけでは決してないのが私たちの商売です。

花は周囲の人に幸せを与える物です。
花があることで、空間が明るくなり。心も和らぎます。
そのような思いを、私たちは忘れてはいけません。

商品を発送するときにメッセージカードを添えますが、
サービスとして、お客さまから贈られる方へのカードをどうしても
確認しなければななりません。そんなとき、文面を読んでホロリとするときがあります。
奥さま贈られる旦那さまのメッセージ。
遠くに住んでいらっしゃるお母さまへのメッセージなどなど。

私たちの責任は重要であることには変わりありませんから
ひとりひとりが「花を売る」ことの大切さを心がけます。

 

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